気仙沼から嬉しい贈り物
中学、高校時代の友人が気仙沼に居る。
3年前、東北を車で旅する機会があったので立ち寄ることにした。
確か写真館を経営していたはずが、待ち合わせのコンビニ前に現れたのは農夫姿の男。
何しろ30数年ぶりだから分からない、彼がどうゆう経歴を重ねて来たかも想像出来ない。
案内されたのは、山奥に広がるブドウ畑、この地方でブドウ作りに挑戦したのは、彼が初めてだそうだ。農業未経験の素人が、無謀に思えた。
九州で見慣れたブドウ園と比べると、規模は小さく、木もまだ細く、満足に実を付けそうな木は数本しか見当たらない。
ところが彼は、葡萄酒を造ると言いだした。彼の夢は、まだまだ彼方にあるようだ。
そして昨年の震災、津波で家も、車も全て流された。残ったのはブドウ園だけ。
私には、彼の夢は全て吹き飛んだと思えた。
もったいなくてとても一人では飲めない。
この「手前みそ工房」に中学時代の友人が現れた時、彼の話でもしながら、一緒に飲むとしよう。
彼のことは(田島憲司・気仙沼・八瀬ブドウ園)でネットで検索すると、紹介されてます。
彼の活躍にエールを送ってください。
http://cat-vnet.tv/movie/senbura/20111001.html