蒸篭を乗せる釜の蓋から湯気が漏れるので、
桶屋さんに調整してもらっています。
使っているのは銑(セン)と言う道具。
調整を繰り返しながら
両方に柄のついた銑(セン)と言う道具。
主に桶職人や下駄職人が使うそうです。
昔、職人さんが道具比べをしていたそうな。
大工と左官が、俺の方が道具が多いと、道具の数を競っていると、
そこに桶屋が割って入り。
桶屋:「道具の数なら俺にはかなうまい」
大工と左官:「・・・・・・・・・???」
桶屋:「これがセンじゃ、それ1千、2千、3千」 と、銑(セン)を3つ並べました。
大工と左官:「嘘をつけ、そんな名の道具が在るものか」
桶屋:「嘘などつくものか、これが正直鉋(ショウジキカンナ)じゃ」と、1メートル以上もあるカンナを並べたそうな・・・。
それほど桶屋の使う道具の数が多かった、と言うたとえ話が在るそうです。
※正直鉋(ショウジキカンナ)とは
桶屋の職人などが用いる1メートルくらいの大きな鉋(カンナ)。
木のほうをのせて削る。
それでは今日も棒禅三昧 (^-^)/